DESIGNER

パターデザイナー 遠藤仁史氏略歴

パターデザイナー 遠藤仁史氏

1965年生まれ。ゴルフHDCP 0前後。現在競技プレイヤーとしても活躍中。
古くからPING ANSERを中心に多くのパター(300本以上)を収集。持前の好奇心と理系の知識からパター研究家としても著名な存在に。数多くのゴルフ雑誌にも登場。2016年にスコティ・キャメロン氏訪日時には、日本で最もキャメロンに造詣が深い人間として聞き手に選ばれる。
また、本業である「duckbill golf」の主宰者として、最新鋭の機器を使用し、日本では珍しい「パターフィッティング」を行っており、数多くのゴルファーのパッティングに関するデータに精通。フィッターとしても日本有数の実力。
収集家としての知識・素養、プレイヤーとしての感性、フィッターとしての経験・データを背景に、大手メーカーへのアドバイスを提供する傍ら、自らも多くのパターデザインを書き溜める。
一方、日々のゴルフに関する話題を1998年に開設したHP「ANSERFREAK」(総アクセス数累計1700万アクセス、ゴルフ系個人としては国内最大。)で提供中。

夢、そして実現した理想の形 by 遠藤仁史

夢、そして実現した理想の形

PING GOLF の創設者であるカーステン・ソルハイムが、今やパターのスタンダードとも言える ANSER(アンサー)の形状を考えている頃に私は生まれました。その25年後ゴルフに出会い、なぜかゴルフのプレーよりもゴルフクラブという道具に興味を持つようになっていました。
様々なクラブがある中で一番興味を持ったのがパター。最も気になる存在になったのが、時代を重ねるごとに形状を微妙に変化させていくPING ANSERでした。その頃から ANSER だけではなく様々なパターの形状と機能を結び付けて観察するようになっていきました。特に興味があるものを手に入れてじっくり観察する…そうこうしているうちにPING ANSER 以外のパターも手元にたまってきて、気がつけば300本以上(そのうちANSER型はほぼ半分)のパターが集まりました。
そんなパター好きが高じて 「いつかは自分の理想のパターを作ってみたい」 という夢は深まっていきました。その後も色々なパターの機能を分析したり、デザインの意図を考える日常が続いていましたが、現在も行っているパッティングストローク分析で蓄積された膨大なデータから、理想のパターの姿が徐々に見えてきました。

今回夢を現実にできる機会を得て、自分の理想のデザインを具現化するために、まずは手書きのスケッチからスタートしました。伝統的なフォルムを生かしつつ、様々な部分のサイズを検討し、さらにパターヘッドの重心位置にこだわって設計しました。一般的なANSER型はヒール側のネックの重量の影響で、重心位置はヒール側に寄ってしまっています。そのためサイトラインやサイトドットがある場所でヒットしても、そのヘッドの中心にひかれたサイトラインはヘッドの中心ではあっても重心位置ではなかったのです。
これまで蓄積してきたプロ、および一般アマチュアのデータを元に、お台場の等身大ガンダム像を設計した非常に優秀な3Dデザイナーと共に、重心位置や理想のヒットポイントを意識しながら設計しました。それによりTRUECoGシリーズをヘッドの中心に入れられたサイトラインの場所で打つことが、重心で打つことになることを実現したパターにすることができました。
このパターは、他のANSER型とは違う球の転がりを実現することができた自信作です。さらに素材の調達、切削および研磨をすべて国内で行う MADE IN JAPAN の品質にこだわり作り上げたこともこのTRUECoGシリーズの魅力です。是非その転がりの差を体感してみてください。